| 高原の古都ー麗江 | ||||
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春の町、昆明から西に向かって雲南省西北の高山峡谷を越えていくと、目の前に美しい平原が広がる。あぜ道が縱横に走り、民家が密集して分布する背後に、巨峰玉龍雪山が毅然としてそびえる。これが近年、世界の人々の注目を集めている麗江の古都だ。 山河の清流に囲まれた麗江県都は、その形が大きな硯に似ていることから、「大研鎮」という名前がついたと伝えられている。その昔をたどれば、記憶から消え去ってしまった「古代ナシ族王国」には、遠古から人々が生息していたことがわかるだろう。今日のナシ族は古代に南遷したチャン族の子孫だ。長い歳月の間に、かれらはコツコツと勤勉に、自分たちの美しい故郷を築きあげてきた。 有名な麗江壁画は古都およびその周辺の5カ所の寺廟に分布している。これらは明?清時代の壁画で、多宗教および各宗派の融合共存という特徴を備えている。麗江白沙村の大宝積宮(全国重点文物保護部門)の大型壁画『無量寿如来会』は、漢族の仏教、チベット族の仏教、道教の100尊の神仏像が-緒に描かれ、ナシ族の宗教文化の特徴を反映している。 麗江一帶には今でも-種の図画象形文字、「トンパ文字」が伝わっており、人々の大きな関心を集めている。ナシ族の先祖がトンパ教の経文を記録したこの独特の文字は、世界で唯一生きている象形文だ。現在は、中国及び一部国家図書館、博物館に2万巻余りのトンパ経文古籍が収蔵されており、ナシ族の悠久の歴史と文化が記録されている。そのうち『磋模』と呼ばれるトンパ舞踊譜には、数10種類の古楽舞のストーリー、舞踊法、服飾道具および楽器の用法などが記されていて、中国ひいては世界の舞蹈芸術中、稀に見る極めて貴重な文献だ。古代ナシ族の『百科全書』と誉れ高いトンパ経は、ナシ族の歴史、文化の研究に重要な価値を有している。 |





