| カルスト秘境ー黄竜 |
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中国四川省の北部にある黄竜は、稀に見る美しいカルスト地形の景勝地である。絢爛多彩なカルスト質彩池が、山、水、林、滝に照り映えながらきらきらと輝き、伝説の秘境を思わせる。
標高3000メートルにも高い黄竜は年中雪を戴く岷山の主峰雪宝鼎を背に、青く澄む権江の源流に臨んでいる。高山の雪水と地表に湧出するカルスト地下水が交じり合って流れている。流れの緩急、地勢の起伏、枯れ枝や石の障害につれて、水中に豊富に含まれる炭酸カルシウムが凝固し始め、固体のカルシウム沈殿片堤に結晶し、流水が溜まり、幾層もの相連なる大きな彩色池群が出現した。 山水がゆったり流れる中、傾斜に沿って乳黄色の鱗状のカルスト堤が層をなして続く。陽光の下、早瀬にそって谷全体が金色にきらめき、あたかも巨大な黄竜が雪山から舞い下りてきたように見える。
断崖の頂きから流れ落ちる水は、しぶきをあげて滝のカーテンを成している。ここと近くの壮麗な「飛瀑流輝」が黄竜の代表的なカルスト堤の瀑布景観である。光に彩られた黄竜の流れは山麓へ向かい、いくつかの支流に分かれて権江に流れ込み、山林の幽静な丹雲峡の奥深くへ身をくらます。毎年旧暦6月の中旬、黄竜寺では伝統的な縁日が開かれ、周辺の村々から住民が参詣に訪れ、観光や歌舞を楽しむ。訪れる観光客はその広大な美しさに感銘を受けてくる。 |



