| 天外飛峰―廬山 |
| 2004-02-13 |
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中国の江西省にある廬山。その北には揚子江が流れ、南には朸陽湖に臨み、絶壁が険しい群峰が聳え立ち、まるで天から飛来してきたようである。
廬山の連峰は延々と300平方キロメートルに渡って続いている。主峰の大漢陽峰は標高1474メートルで、谷間には数多くの滝と急流があり、それぞれの美を湛えている。四季を通じて鬱蒼とした緑に覆われ、河、湖、山が渾然一体となり、雄大で険峻、剛と柔とを兼ね備えた千変万化の景勝を形作っている。
河川や湖泊が多いおかげで廬山の夏は涼しく、雨も多い。春の終わりから初夏にかけては谷間一面が雲や霧に覆われ、合い間に峰々が見え隠れる。消えては立ちこもる雲霧が廬山にいっそう神秘的な魅力を与えている。
廬山には早くから「神仙」の伝説が伝わっており、晋代の高僧慧遠は、東林寺を建てて「浄土法門」宗を創立した。歴代の詩人や学者も名声を慕って廬山に登り、数千の詩歌や詞賦を残し、白鹿洞書院など儒学学校が残され、廬山は中国の封建時代における重要な宗教聖地と儒学文化教育の中心となった。
19世紀から廬山に観光や避暑に訪れる人が増えるにつれ、数多くのユニークな山間の別荘庭園が現れた。東西文化を融合させた千棟にも及ぶ建築は世界の山岳景勝区にあっても注目すべき存在になり、自然と融合した、美学的価値の高い文化景観をなしている。
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