中国の劉振民外交部長補佐は8日,新華社記者の単独インタビューに応じ,日本との関係について次のように述べた.
中国は日本とともに2012年が国交正常化40周年と「中日国民交流友好年」であるという重要な契機をしっかりとらえ,中日の四つの政治文書の原則と両国指導者の重要な共通認識(コンセンサス)に基づき,政治面の相互信頼を増進し,意見の相違と問題を適切に処理し,各分野,各レベルの対話,交流,協力を強め,中日の戦略的互恵関係の健全かつ安定的発展をはかることを願っている.
2011年は中日関係が絶えず改善し,安定的に発展した1年だった.日本の「3・11」大震災に対し,中国の政府と指導者,社会各界の人々はさまざまな形で日本人民に見舞いと支援を表明した.胡錦涛主席が自ら北京の中国駐在日本大使館を弔問し,犠牲者に哀悼の意を表した.これは中日関係史上初めてのことである.
温家宝首相は日本での第4回中日韓首脳会議出席の際,地震の被害が大きかった宮城,福島両県を特に訪れ,被災者を見舞い,また日本の指導者と震災復興などの面で協力を強化することで一連の重要な共通認識に達した.これらは中国の政府と人民の善意を十分示したものだった.
日本の新内閣発足後,胡錦涛主席と温家宝首相はそれぞれ11月に開かれた20カ国・地域グループ(G20)カンヌサミット,アジア太平洋経済協力会議(APEC)ハワイ非公式首脳会議,バリ島での一連の東アジア首脳会議の際,野田佳彦首相と会談や話し合いを行い,両国関係の好スタート実現を促した.
先の野田首相の訪中は成功を収めた.中日双方はともにこの訪問を非常に重視し,胡錦涛主席,呉邦国全国人民代表大会(全人代)常務委員長がそれぞれ野田首相と会見し,温家宝首相が会談した.双方は政治,経済,人文(人と文化)など幅広い分野で多くの重要な共通認識に達した.この訪問の大きな成功は中日の戦略的互恵関係の重要な進展を促した.
中日両国の各分野の交流・協力は新たな重要な成果を収めている.経済面では昨年,両国間の貿易額が3000億ドルを超え,過去最高を記録し,中国は3年連続で日本にとって最大の貿易パートナーとなった.人文分野では双方の人の行き来が「3災」(地震,津波,放射能災害)の影響を乗り越え,引き続き500万人以上の高いレベルを維持し,両国間で締結された友好都市は247組にも達した.
(北京1月8日発新華社)