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駐福岡総領事館:新型コロナワクチンの国際協力を強化し,人類の衛生健康共同体を共に築こう
2021-08-27 10:47

    新型コロナウイルス感染症は第2次大戦終結後、国際的公衆衛生上の最も深刻な緊急事態である。この格闘においてワクチンは極めて重要で、どの国もどの人も漏らすことなく全世界で公平かつ適正に分配され、真に全世界の公共財となるべきだ。だが、世界のワクチン生産能力が足りず、分配が偏り、接種が不均衡な問題は依然めだっている。昨年5月、習近平国家主席は第73回世界保健総会で、中国のワクチンは全世界の公共財として、発展途上国がワクチンを入手でき、費用を負担できるようにするために貢献すると厳かに約束した。今年8月5日、習近平主席は新型コロナワクチン協力国際フォーラムの第1回会議にメッセージを寄せ、中国はつねに人類の衛生健康共同体という理念にのっとり、世界特に広範な発展途上国にワクチンを提供し、共同生産を積極的に進めていると強調した。

    生命至上を貫き、ワクチンを全世界に広げる。中国は真っ先に新型コロナウイルスの全遺伝子配列を世界と共有し、海外で新型コロナ不活化ワクチンの第3相臨床試験を進め、必要性のある発展途上国にワクチンを提供し、発展途上国とワクチンの共同生産を進めた。ワクチン協力のニーズを示したすべての国に対し、中国は困難を克服して前向きに応え、協力を始めている。100余りの国にワクチンをすでに援助するか援助しつつある。同時に60余りの国にワクチンを輸出し、総数は8億回分を超えた。世界保健機関(WHO)が主導するCOVAXファシリティーのために中国企業が生産するワクチンもすでにラインオフし、10月末までに1億回分超が第1便としてCOVAXに引き渡される。中国はCOVAXに1億㌦を拠出して発展途上国へのワクチン分配に充て、より多くの発展途上国が受益して、世界の感染症対策に寄与できるようにする。

    道義的公平を守り、途上国への支援を増やす。WHOが8月5日発表したデータによると、世界の新型コロナウイルス感染者はすでに2億人を超えた。8月4日現在、高所得国のワクチン接種率は51・15%だが、低所得国の接種率は1・36%にすぎない。中国は着実な行動によって発展途上国のワクチンアクセスを引き上げており、これまでに発展途上国に最も多くのワクチンを提供し、全世界にワクチン協力のパートナーがいる。中国が外国に提供したワクチン総数のうち、9割超がアジア・アフリカ・ラテンアメリカ向けだ。中国と22の国は「新型コロナワクチン協力国際フォーラム共同声明」を発表し、各国に「できるだけ発展途上国特に後発途上国にワクチンを提供する」よう呼びかけ、「ワクチンの多国間主義の重要性」を強調、「各国に国際協力の仕組みと協業を強め、『ワクチン民族主義』を捨てるよう呼びかけた」。多くの発展途上国で中国製ワクチンは最初に入手できたワクチンであり、「及慈雨」と言える。赤道ギニアのオビアン大統領は、中国のワクチンは「当地の感染症対策に希望の甘雨をもたらした」と語った。ジンバブエのムナンガグワ大統領は、中国から寄贈されたワクチンはまるでトンネルの先の光のようだと語った。カンボジアのフン・セン首相は第26回アジア未来国際会議の開幕式でずばり、「中国からのワクチン援助と商業調達がなければ、カンボジアの200万近い人がはどうしてワクチンを打てただろうか」と言った。

    技術移転を支援し、生産能力協力を大いに進める。政府の支援の下、中国のワクチン企業はアラブ首長国連邦(UAE)、インドネシア、マレーシア、エジプト、ブラジル、トルコ、パキスタン、メキシコなどですでに共同生産を始め、生産能力は2億回分を超えている。各当事者の共同の努力の下、UAE、エジプト、インドネシア、ブラジルはそれぞれの地域で新型コロナワクチンの生産能力を持つ最初の国となり、発展途上国が連帯して自強を図る新たな一ページを記した。中国はまた、COVAX、国連平和維持部隊、国際オリンピック委員会に積極的にワクチンを提供している。今年6月、中国は28カ国と共同で、ワクチンの援助、輸出、共同生産等の協力強化を提唱する「一帯一路」ワクチン協力パートナーシップ・イニシアチブを始めた。中国は新型コロナウイルス感染症の知的財産権免除への支持を宣言し、WTOなどの国際機関がこれについて早期に決定することも支持している。

    複数の国の要人が現地の感染症対策に対する中国の重要な貢献を高く評価し、中国製ワクチンを接種した外国の人々も中国製ワクチンについて「いいね」を連発している。ジョコ・インドネシア大統領、エルドアン・トルコ大統領などは本人の接種の様子をテレビ中継した。ドゥテルテ・フィリピン大統領は接種後、「気分はよい」と語った。サルマン・バーレン皇太子は国薬集団〈シノファームグループ〉が同国で進めている新型コロナ不活化ワクチンの第3相国際臨床試験にボランティアとして参加、先頭にたって最初のワクチンを接種した。アンチグアバーブーダのブラウン首相は同国政府を代表して中国のワクチン援助に感謝した際、発展途上国を助け支える面で、中国は一貫して先頭を歩んでおり、とりわけ一部の国がいまなおワクチンを買い占めている時、中国の惜しみない援助はより貴重にみえると指摘した。

    WHOが設定した全世界の目標は、今年末にすべての国で少なくとも人口の40%がワクチンを接種しており、来年年央にこの比率が少なくとも70%に達するようにすることだ。中国は引き続き生産能力を着実に引き上げ、役立ち、使える中国製ワクチンをもっと多く全世界に提供し、発展途上国の必要を満たし、年内に全世界に20億回分のワクチン提供を実現できるよう努力する。

    「大道ハ孤ナラズ、大愛ニ疆ナシ」〈大いなる道を歩めば孤立することはなく、大いなる愛には限界がない意〉という。中国はワクチンの国際協力を進めるにあたって、いかなる政治的な目的も求めず、いかなる経済的な利益も計算しておらず、いかなる政治的な条件を付けたこともない。中国の唯一の目標はほかでもなく、ワクチンを世界の公共財にし、真に世界人民に幸福をもたらすワクチンにすることだ。中国は国際社会と手を携えて連帯・協力を深め、力を合わせて感染症に打ち勝ち、世界経済の安定成長促進と人類運命共同体の構築に新たなより大きい貢献をしていく。

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